Honeycomb Necklace with Satsuma Kiriko

Ayaka Nishi | August 29 2013 | 0 Comments

だんだんと肌寒い日々が増えて、秋らしくなってきたNew Yorkですが、
みなさま、如何お過ごしでしょうか。
私は、最近、パリで行われる8人の鹿児島の作家のグループ展、
8 artistes de Satsuma(8人の職人による鹿児島工芸展に向けて
作品を作っていたのですが、やっと完成しました。



私の今回の作品は、薩摩切子作家、頌峰(しょうほう)さんに特別に作っていただいた、
薩摩切子のパーツを組み合わせています。
ネックレスの部分は鹿児島の桜島の溶岩を削りだして作ったビーズを使っています。
蜂の部分は、オパールとシャンパンコニャックダイヤモンド、クォーツがセットされています。

溶岩は2年ほど前に、鹿児島に帰省した際に桜島までドライブをして拾ってきたものです。
それをまだ使わずずっととってあったので今回の鹿児島の作家のグループ展にちょうどよい機会だと思い
使ってみました。 薩摩切子と石の扱いは、セッティングする際はどちらも、
繊細で、割れる可能性があるので 丁寧に扱わなくてはいけないという点では実はそんなに変わりません。
今回は薩摩切子が美しく見えるように、なるべく覆わないようなスタイルで石留めする様に努めました。

鹿児島出身である私は、高校生の頃から、よく地元のギャラリーに出入りをしていました。
そういったこともあり、和紙、漆、陶芸、ガラス、大島紬、など地元作家さんの作品は私にとって、
馴染みがあったり、私のもの作りに与えられた影響も大きいと思います。
ニューヨークでジュエリーをはじめてからも個展で日本に帰る度に、
伝統工芸作家さんと交流を続けていく中で、 いつか、
自分がニューヨークで培ったスタイルと、伝統工芸作を組み合わせたら
きっと面白いものができるだろうと思っていました。

今回、鹿児島の作家を中心としたParisでのグループ展のお話は、
まさに、このコラボレーションを実現するとても良いきっかけなので、とても嬉しく思っています。
作家さんとコラボレーションをする事で、お互いの世界が広がることができたり、
ニューヨークや世界の人たちに、私のジュエリーを通して日本の伝統工芸の素晴らしさを 知ってもらえるきっかけができたら、
それはとても素晴らしい事だなと思っています。



今回のグループ展には、他にも大島紬の作家や、陶芸作家、生け花アーティスト
など鹿児島出身の8人の作家さん参加しています。
私は鹿児島出身でNew Yorkからの参加となりますが、鹿児島、パリ、ニューヨークを作品を通して
つなげることができたらいいなと思っています。


作品や展覧会について、繊研新聞に8月28日付で紹介していただきました。